改正後の二級建築士ができる範囲はこれ!2025年最新の完全解説

2025年09月20日 09:52
カテゴリ: 最新情報

分かりやすい解説付きで解説しています

改正前と改正後で何が変わったのか?

2025年の改正で二級建築士が扱える範囲は大きく広がりました。
「自分の案件は二級でいけるのか? 一級が必要なのか?」を判断するために、まずは数字を押さえましょう。

区分改正前(二級で可能)改正後(二級で可能)一級が必要
木造住宅2階建て以下/延べ床500㎡以下3階建て以下/延べ床1,000㎡以下3階建て超、または延べ床1,000㎡超え
非木造(鉄骨・RC)2階建て以下/延べ床300㎡以下3階建て以下/延べ床300㎡以下3階建て超、または延べ床300㎡超え
高さ制限高さ13m以下・軒高9m以下高さ16m以下・軒高制限なし高さ16m超
特殊建築物延べ床300㎡以下延べ床500㎡以下原則それ以外

ここが重要ポイント!
二級建築士の守備範囲は「小規模」から「中規模」へ広がり、住宅だけでなく小規模施設までカバーできるようになりました。

新築の事例

木造2階・延べ床120㎡の新築は二級で出来ます。
『これは改正前からずっと二級でいける案件だよな?』

木造3階・延べ床900㎡の二世帯住宅も、改正後は二級で出来ます。
『確か改正後は1,000㎡以下まで二級で大丈夫になったんだよな?』

リフォームの事例

築30年の住宅を増築して延べ床950㎡にする計画も二級で出来ます。
『延べ床1,000㎡以下までは二級で扱えるようになったんだよな?』

ただし耐震壁を大きく動かす工事は、条件に応じて必ず構造計算を行う必要があります
ここが重要ポイント! 二級の範囲でも、構造をいじる工事は計算抜きでは進められません。

耐震工事の事例

鉄骨造3階・延べ床280㎡の倉庫の耐震補強は二級で対応可能です。
『非木造でも300㎡以下なら、改正後は3階建ても二級で大丈夫だったよな?』

鉄骨造は荷重の扱いが木造と異なり計算が複雑になりがちです。
ここが重要ポイント! 二級で出来る案件でも、計算の精度が工事の安全性を左右します。

特殊建築物についての注意点

学校、劇場、百貨店などの特定用途(一級専管)を除き、工場や倉庫などは、上記の木造1,000㎡以下 / 非木造300㎡以下の範囲内で二級建築士も設計可能です。

みなさんに伝えたいこと

ここまでのように、二級建築士でも「出来ます」と言える案件は確実に増えています。
『結局二級じゃダメなんじゃないの?』 と誤解されがちですが、そんなことはありません。

数字上は二級で可能でも、「今回の条件で本当に良いのか?」と不安になる場面はあります。

工務店・設計事務所の方で、「この案件は二級建築士で対応できるのか」「確認申請や構造計算をどこまで自社で進められるのか」と迷われた場合は、現在の図面や計画内容をもとに文章でご案内します。
工務店・設計事務所向け 建築ワンポイント相談(5,000円)

二級建築士が迷いやすいポイント

法改正後は、二級建築士が対応できる建物であっても、確認申請、構造計算、省エネ計算、既存建物の扱いなどで判断に迷う場面が増えています。

特に迷いやすい内容を、5つのガイド記事に分けて紹介しています。

構造計算・省エネ計算の外注をお考えの設計事務所・工務店の方へ

意匠図や設計意図を確認しながら、構造計算・省エネ計算を進めています。 計算結果だけをお渡しするのではなく、修正が必要な箇所は、その理由と対応方法を整理してお伝えします。

自社の建築士・設計担当者との確認や擦り合わせにも対応しています。

確認申請・構造計算・省エネ計算の対応内容を見る

確認申請やリフォームの判断では、建物の規模、用途、構造種別、既存資料の有無、工事内容を分けて見ていくと、検討する内容が見えやすくなります。

まとめ

改正により二級の守備範囲は広がり、新築・リフォーム・耐震工事でも二級で出来る案件が増えました。
まずは「出来ます」と言い切れる範囲を把握すること。 そのうえで、確認申請、構造、省エネ、既存建物の扱いなど、迷いやすい部分を一つずつ見ていくことが大切です。

数字だけを見ると二級で対応できる案件でも、実際の計画では図面、現況、構造、用途、申請先の判断が関係してきます。
迷ったら早めに確認・相談してください。

この記事を書いた人

大工のおっちゃん(香取 信一)
一級建築士/施工大工歴40年以上

建築会社・建設会社2社の会長職を退任後も、建築実務に携わりながら現場と設計の経験を発信しています。

詳しい経歴・プロフィールはこちら →




二級建築士の業務範囲拡大により、工務店様や設計事務所様の中には「どこまで自社で対応できるのか」

「確認申請や構造計算はどう進めれば良いのか」と悩まれている方もおられると思います。


私は構造計算・省エネ計算・確認申請図書作成を行っていますが、最初から外注ありきではなく、

「まずは自社で進めたい」というご相談にも対応しております。


判断に迷われた際は、お気軽にご相談ください。



建築実務で「これはどう考える?」と迷った方へ

窓先空地、隣地境界、違法建築、既存不適格、確認申請、用途変更など、
判断に迷う内容に、一級建築士が文章でワンポイント回答します。

役所に相談する前の論点確認や、施主・工務店への説明前の確認にもご利用いただけます。

建築実務の疑問を相談する




🤝 業者様・設計事務所様へ


二級建築士の業務範囲拡大により、

工務店様や設計事務所様の中には、



    「どこまで自社で対応できるのか」

    「確認申請図書はどこまで用意すれば良いのか」

    「構造計算や省エネ計算はどう進めれば良いのか」



と悩まれている方もおられると思います。



私は、構造計算・省エネ計算・確認申請図書作成を行っておりますが、

最初から外注ありきではなく、


「まずは自社で進めたい」というご相談にも対応しております。



必要な部分だけの図面作成や、申請前の資料整理、

構造・省エネ・用途変更に関する確認なども可能です。



大工としての現場経験と、一級建築士としての設計経験をもとに、

実務に沿った形でサポートいたします。




記事一覧を見る