無料耐震診断は本当にお得?メリット・デメリットを比較【2025年最新版】

2025年08月15日 08:00
カテゴリ: コラム

「無料耐震診断」と聞くと、お得に感じる方も多いでしょう。

しかし、実際には「無料」だからこそ注意すべきポイントがあります。診断の精度や目的、後に続く工事契約の有無など、知らずに依頼すると損をするケースも。

この記事では、無料耐震診断のメリット・デメリットを建築士の視点で比較し、賢く利用する方法を解説します。

最後には、当社が提供する出張耐震診断サービスの特徴もご紹介しますので、迷っている方は参考にしてください。

無料耐震診断とは?


無料耐震診断は、自治体や民間業者が費用を取らずに建物の耐震性を調べるサービスです。

提供元は主に以下の3種類に分かれます。


・自治体が実施する公的診断(多くは一次診断のみ)

・ハウスメーカーや工務店が行う営業目的の診断

・住宅関連団体が行うキャンペーン型診断


いずれも「無料」ですが、調査内容や精度には大きな差があります。

無料耐震診断のメリット



1. 費用負担ゼロで気軽に利用できる

有料診断では数万円かかる場合が多いため、無料は魅力的です。


2. 自治体の診断なら信頼性が高い

自治体が認定した建築士が調査する場合、制度上の信頼性は高めです。


3. 耐震の現状を簡易的に知ることができる

一次診断でも、壁の配置や建築年代からおおまかな耐震性を把握できます。

無料耐震診断のデメリット



1. 診断が簡易的で精度が低い場合がある

一次診断だけでは、基礎や金物、床下の状態まではわからないことが多いです。


2. 工事契約が前提のケースがある

民間業者の中には、無料診断をきっかけに高額工事を勧める場合も。


3. 診断結果の詳細データがもらえない場合がある

「危険」と言われても、その理由や数値が提示されないこともあります。

賢く利用するためのポイント



誰が診断するのか確認する
 資格や経験の有無を事前に確認しましょう。


1.診断方法を聞く
 現地調査か図面のみか、一次診断か二次診断かをチェック。


2.結果の根拠をもらう
 写真・数値・図面など、後で確認できる資料があるかを確認。


3.複数の診断を比較する
 一度無料診断を受けたら、必要に応じて有料診断で補足調査するのがおすすめ。

有料診断との違い

当社の出張耐震診断サービス



無料診断では得られない詳細な現場調査+数値報告を提供しています。

対応エリア:兵庫県全域、近畿地方出張対応

内容:基礎・柱・梁・壁量・金物の点検、耐震改修案の提案

報告書:写真+数値で現状を可視化

料金:10,000円(オンライン相談付き)


「無料診断で心配になったが、詳しく知りたい」という方にもおすすめです。

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