こんにちは、大工のおっちゃん工房です。
私たちは、姫路市を拠点に、兵庫県全域・近畿エリアで中古住宅のリノベーションや耐震補強工事の設計や相談を承っています。

最近ご相談が増えているのが、「30坪程度の中古住宅を、自分らしいスタイルで再生したい」というお客様からの声。
特に人気があるのが、“和モダン×北欧ミニマル”という組み合わせです。

この記事では、自然素材と余白を活かしながら、住み慣れた家を快適に作り変えるリノベーション事例を、空間ごとに詳しくご紹介していきます。

■ 「和」と「北欧」の融合は、じつは相性がいい

日本人にとって、どこか落ち着きを感じる“和の空気感”。
一方で、近年は北欧のシンプルで明るい暮らし方にも関心が高まっています。
この2つのスタイルには、意外なほど多くの共通点があります。

・自然素材を大切にする（無垢材、リネン、和紙など）
・色数を抑えて空間に“余白”をつくる
・家族とのつながりや、日常の心地よさを重視する

つまり、見た目の違い以上に、住まいに対する価値観が似ているのです。

だからこそ、「和モダン×北欧ミニマル」という空間は、
デザイン性と暮らしやすさを両立した、新しい定番スタイルとして注目されています。

■ 想定する住宅のイメージとご要望

今回ご紹介するのは、以下のような物件を前提としたリノベーション事例です。

・延床：約30坪（100㎡前後）
・構造：築30年前後の木造住宅（2階建て）
・ご家族構成：ご夫婦＋お子様1〜2人
・ご希望：自然素材を使いながら、シンプルでやさしい空間にしたい
・予算帯：550万〜900万円（部分改修含む）

■ 空間ごとの提案ポイントと具体例

◎玄関｜素材と照明で印象を整える
和の静けさ × 北欧のやさしさを融合させた玄関空間。

・白い左官調の壁と無垢の框（かまち）で“和”のベースを
・北欧風の丸いミラーと壁付けの間接照明でやわらかさを演出
・下足箱は扉付きの造作家具で、見た目もすっきり

▶玄関が整っていると、それだけで空間全体の品が上がります。

◎LDK｜抜け感と素材感のあるくつろぎ空間

LDKは家族が最も長く過ごす空間。
構造上の梁をあえて見せ、空間にリズムを加えるのも“和×北欧”の得意技です。

・床材はオークやバーチなど、ナチュラルな木目を選定
・壁・天井は白を基調にし、陰影が映える照明計画に
・キッチンは吊戸なしのオープン型。造作カウンターで木の質感を

▶家具も脚の細いデザインを選び、視線が抜けることで広く感じられます。

◎畳スペース（和室）｜くつろぎと現代性を両立

和室を残しつつ、使いやすく仕上げたいというニーズも多くあります。

・畳は縁なし・目積（めせき）タイプでモダンな印象に
・スリット入りの障子や無垢の建具で、和のエッセンスを残しつつ、現代の住まいに合う空間に
・北欧風のクッションや照明をアクセントとして組み合わせ

▶「来客用」より「家族のくつろぎスペース」として再提案されるケースが増えています。

◎洗面・水まわり｜使いやすさと清潔感を両立

狭い空間こそ、機能と美しさを両立させたい場所です。

・造作の洗面台には、白いタイルと木の棚板を組み合わせ
・ミラーは丸型＋間接照明で、洗面所にもデザイン性を
・脱衣・ランドリースペースを一体化し、動線もすっき

▶“水まわりにまでデザインの気配りを”——それが暮らしの質を底上げします。

■ リノベーションの費用感・工期

＊項目 　　　　内容
＊面積 　　　　約30坪（100㎡）
＊リノベ内容 　LDK・玄関・和室・水回りの部分改修またはフルリノベ
＊予算目安 　　　  550万〜900万円（ご要望に応じて調整）
＊工期目安 　　　  約2ヶ月〜3ヶ月程度

※耐震補強や構造補修が必要な場合は別途調査・お見積りいたします。

■ 大工のおっちゃん工房のリノベーションが選ばれる理由

大工工房では、単に「きれいにする」だけでなく、
住まい手の想いや将来の暮らし方に寄り添ったリノベーションを大切にしています。

・建築のプロとして、耐震や構造の診断も含めてご提案
・素材選びや照明計画も含めた空間全体の雰囲気提案
・パースやラフ図面による“見える化”サポートも可能

「こんな風に暮らしたい」というイメージを、図面やパースに落とし込んでご提案することも可能です。

■ まとめ｜今ある家に、もう一度“意味”を与えるリノベを

30坪の中古住宅であっても、暮らしの中心を見つめ直し、素材や動線を丁寧に整えることで、
住み心地の良い家は必ず実現できます。

「和の落ち着き」と「北欧の明るさ」を取り入れたミニマルな暮らし方は、
見た目にも心にも、静かに響くスタイルです。

「家族と、心地よく住み続けたい」
そう願う方のリノベーションを、私たち大工のおっちゃん工房が丁寧にサポートいたします。